マイ リトル イエロー [完]
言葉にならない愛しさを唇から伝えるかのように、
柔らかい春の風に揺れる菜の花にキスをするように、
そっと、優しく。
あの黄色い花が、明るく道を照らし出してくれる気がするから、
月並みだとまた笑われるかも知れないけど、やっぱり最後にもう一度言うよ。
『君は僕の菜の花だ』。
fin
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世界が優しいことを教えてくれたのは君だ。
生きたいという本音を引き出してくれたのは君だ。
弱さも脆さも痛みも全て受け止めてくれたのは君だ。
……全部、君だ。君だけだった。
だから、約束したんだ。
何度生まれ変わっても、
どんな姿形になっても、
この世でたったひとりの、君を見つけると。
※2022年9月25日単行本にて発売決定。
こちらは加筆修正前の原稿になりますのでご了承ください。
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完結済
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×
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