ひみつ遊び


「...うぅ」


「あっ、内山さん!大変なの!」


「どーしたってゆーのー?」


この状況を見て、危機感を抱かない彼女に驚きを覚えた


「...あれ?ここ、どこだ?」


今気づいたんかい

突っ込んでもしょうがない


「わからない、閉じ込められてるのかな...!?」


「それはないっしょ...。たぶん」


楽観的な考え方

羨ましいよ


「ちょっと片桐ちゃん!起きな!」


「...ん? あれ? 私、なにして...。てゆーか!ここ!どこ!?」


「しらねーし!あたしが聞きたいよ...」


あぁ、このままだとまた口論になりそう


「...うっ、なんだ?ここ...」


そう呟き起きたのは、眼鏡、落ち着いた物腰...
いかにも頭の良さそうな男子


「おい!柊!起きろ!」


「んー?」


恐らく柊くんという名前なのだろう彼は、全く起きる素振りを見せない

すると


バシッ!!!


「いってぇ!!!なにすんだよ!!!」


「お前、この状況でよく寝てられるな」


「はぁ?.........って、ここどこだ!?」


「あんた、今気づいたの?」


そう言って棘のある言い方で話しかける内山さん

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