泣き虫彼氏と強がり彼女。【下】
進む道にはあなたがいる
.....日本......
蓮唯がアメリカに行って3年がたった今、
日本は春を迎えていた。
「あーぁ…蓮唯いつ帰ってくるんだろうね。」
朱音と希子は三年になり、卒業を今日迎える。
快晴の空を見上げ同じく卒業を迎える希子に言う。
「さぁ…?
ですが、わたくし達は待ちましょう。」
希子の言葉に静かに頷く朱音。
「ところで…希子この前言ってたあれって…?」
「え?あぁ…正式に話を進めることになりました…。」
あれとは希子の家、桜方姫家の婚約の話だった。
「あれって…雅司家でしょ?」
朱音が不安そうに言う。
「はぃ?いえいえ…まさか。
雅司家だったら優様が真っ先にお断りするはずですよ。
ずっと蓮唯さんの帰りを待ってる人ですから…」
「じゃぁ…どこと…?」
「橘財閥のお方です…」
「橘ってっ!!楓さんの!?」
朱音は驚いて聞く。
「えぇ…。ですが楓先生ではないので安心してください。」
「楓先生じゃなかったら…誰なの?」
「実は…。」
希子が話そうとしたとき、窓越しに優がいるのを見つけた。
「優様…?」
「え?」
希子のつぶやきに見る朱音。
蓮唯がアメリカに行って3年がたった今、
日本は春を迎えていた。
「あーぁ…蓮唯いつ帰ってくるんだろうね。」
朱音と希子は三年になり、卒業を今日迎える。
快晴の空を見上げ同じく卒業を迎える希子に言う。
「さぁ…?
ですが、わたくし達は待ちましょう。」
希子の言葉に静かに頷く朱音。
「ところで…希子この前言ってたあれって…?」
「え?あぁ…正式に話を進めることになりました…。」
あれとは希子の家、桜方姫家の婚約の話だった。
「あれって…雅司家でしょ?」
朱音が不安そうに言う。
「はぃ?いえいえ…まさか。
雅司家だったら優様が真っ先にお断りするはずですよ。
ずっと蓮唯さんの帰りを待ってる人ですから…」
「じゃぁ…どこと…?」
「橘財閥のお方です…」
「橘ってっ!!楓さんの!?」
朱音は驚いて聞く。
「えぇ…。ですが楓先生ではないので安心してください。」
「楓先生じゃなかったら…誰なの?」
「実は…。」
希子が話そうとしたとき、窓越しに優がいるのを見つけた。
「優様…?」
「え?」
希子のつぶやきに見る朱音。