泣き虫彼氏と強がり彼女。【下】
「僕が蓮唯を好きだってこと!!」

「な…別に…」

「少しは意識してくれた??」

「するわけ無いでしょ…。

私にとっては大切なライバルであって来翔は大切な友達だよ。」

蓮唯はそういった。

「それが…蓮唯の答え?」

来翔は聞く。

「そういうわけじゃ…」

「曖昧だね。」

「ご、ごめん…」

「別に蓮唯を困らせるつもりじゃなかったけど…。

僕としてはちゃんとした答えを待ってるんだよ。」

「来翔…」

「まぁ…今日でアメリカは最後だし楽しもーよ!!」

来翔はそういい蓮唯の手を取り真昼のニューヨークを駆け出した。

「ちょっ…来翔!?」

蓮唯は来翔の思うままに曲がったり跳ねたり…

「あ!バスケしようよ!!」

来翔はそういい話したこともない相手に話しかけた。

(勝手なんだから…)

すると数分で蓮唯の元へと戻ってきた。

「一緒にしていいってさ!!」

来翔はそういい輪に蓮唯をいれた。
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