泣き虫彼氏と強がり彼女。【下】
「蓮唯~!!」

蓮唯は遠くから走ってくる人を見る。

「えっ…?」

「蓮唯さん!!」

「えぇ…っ!?」

「蓮唯!!会いたかったぁ~!!」

「蓮唯さん!!」

「あ、朱音!?それに…希子!?」

蓮唯は五年経って大人になった二人を見て驚く。

「二人共!!元気だった!?」

「うちらはメールでやり取りしてたでしょ!!

今更驚くことじゃないって~」

「そうですよ!!わたくしだって蓮唯さんを待ってたんですから!!」

「ごめんねぇ…お待たせ!!帰ってきたよ!!」

蓮唯は泣きながら二人に抱きつく。

それから三人は近くのカフェに寄った。

「あ、朱音さん、〝あれ〝を…」

「あぁ…そっか。」

「〝あれ〝?」

「はい、蓮唯」

朱音はそういいあるものを渡した。

「これなに?」

蓮唯が笑顔でいう。

蓮唯は小さな袋を渡された。

「なんでしょ~か!!」

朱音と希子はにやけながらいう。

「えぇ~何??」

蓮唯はそう言いながら袋を開けた。

「えっ………」

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