泣き虫彼氏と強がり彼女。【下】
「うん…。それは優のお義母様に任せることにしたの。」
「任せるって…。だって雅司くんの妻になったら…
蓮唯の夢はその雅司くんのお母さんの好き勝手になっちゃうんだよ!?」
「そうだけど…それがお義母様の答えだったら私はいいんだよね。」
「何言ってんのアンタ!?
馬鹿でしょ!あんなに悩んで決めたのに…」
「そうだけど…」
朱音がそういうのは最初からわかっていた。
朱音は蓮唯の幼馴染でもあり、最高の理解者だからだ。
二人は時に一緒に悲しみ、
楽しみ、嬉しんだ。
だから朱音が怒ることはわかっていた。
「ごめんね朱音…。怒るってわかってたんだけど…。
私は夢よりも優と一緒になることを望んでるんだ。」
「望むって…蓮唯」
「悩んだよ。悩んだし悲しかった。
だけど、それ以上に今、この時間を望んでるの。
前の私ってさ…
気取ってて自分が偉いみたいな態度をとっててさ、
朱音に沢山迷惑かけたと思ってるんだ。」
「そりゃ…少しはムカついたけどさ…」
朱音はそう言う。
「なんだかんだ言ってついてきてくれててさ…
私の夢も人一倍応援してくれてて…」
「親友だもん…当たり前だよ…」
「任せるって…。だって雅司くんの妻になったら…
蓮唯の夢はその雅司くんのお母さんの好き勝手になっちゃうんだよ!?」
「そうだけど…それがお義母様の答えだったら私はいいんだよね。」
「何言ってんのアンタ!?
馬鹿でしょ!あんなに悩んで決めたのに…」
「そうだけど…」
朱音がそういうのは最初からわかっていた。
朱音は蓮唯の幼馴染でもあり、最高の理解者だからだ。
二人は時に一緒に悲しみ、
楽しみ、嬉しんだ。
だから朱音が怒ることはわかっていた。
「ごめんね朱音…。怒るってわかってたんだけど…。
私は夢よりも優と一緒になることを望んでるんだ。」
「望むって…蓮唯」
「悩んだよ。悩んだし悲しかった。
だけど、それ以上に今、この時間を望んでるの。
前の私ってさ…
気取ってて自分が偉いみたいな態度をとっててさ、
朱音に沢山迷惑かけたと思ってるんだ。」
「そりゃ…少しはムカついたけどさ…」
朱音はそう言う。
「なんだかんだ言ってついてきてくれててさ…
私の夢も人一倍応援してくれてて…」
「親友だもん…当たり前だよ…」