泣き虫彼氏と強がり彼女。【下】
「ごめん…来翔…私育てられる自信ない…」
朱音は俯きながら言う。
「え?」
「朱音さん?」
朱音の言葉にみんなが固まる。
「朱音?なんで…?」
来翔が聞く。
「私はっ…母親になんてなれないよ!!
口も悪いし、作法だってほとんどできないんだよ!?
それなのに龍宮寺家の妻になれたこと自体が奇跡なのにっ!!」
「朱音それは違う!!
口が悪いなんてどうでもいいんだ!!!
それが朱音の良さだろう?僕はそこにも惚れたんだよ!!
妻になれたのだって奇跡なんかじゃない。
僕が選んで、周りが納得したからだ。
君じゃなければ僕だって、周りは納得しなかったよ!!
だから…違うよ。」
来翔はそういい朱音の手を強く握った。
「私はね、朱音。
朱音がいてくれてよかったって思う。
お互い幼馴染同士だしさ、
大体なにを言いたいのかわかっちゃうじゃん?
それってすごいことだと思う。
だから…私は産んで欲しいな。生まれたらさ、
瑠花と颯優の幼馴染になるんだよ?
私たちと同じになるの。」
蓮唯は笑顔で言う。
朱音は俯きながら言う。
「え?」
「朱音さん?」
朱音の言葉にみんなが固まる。
「朱音?なんで…?」
来翔が聞く。
「私はっ…母親になんてなれないよ!!
口も悪いし、作法だってほとんどできないんだよ!?
それなのに龍宮寺家の妻になれたこと自体が奇跡なのにっ!!」
「朱音それは違う!!
口が悪いなんてどうでもいいんだ!!!
それが朱音の良さだろう?僕はそこにも惚れたんだよ!!
妻になれたのだって奇跡なんかじゃない。
僕が選んで、周りが納得したからだ。
君じゃなければ僕だって、周りは納得しなかったよ!!
だから…違うよ。」
来翔はそういい朱音の手を強く握った。
「私はね、朱音。
朱音がいてくれてよかったって思う。
お互い幼馴染同士だしさ、
大体なにを言いたいのかわかっちゃうじゃん?
それってすごいことだと思う。
だから…私は産んで欲しいな。生まれたらさ、
瑠花と颯優の幼馴染になるんだよ?
私たちと同じになるの。」
蓮唯は笑顔で言う。