生徒会長、辞めました。



私が「はい?」と言うと、永田は私の肩を引き寄せ、
永田の顔が近付いた。


キ・ス・し・て・る・!


私の唇から【くそ】永田君が離れると、

「………なにすんの?」

「まぁまぁ。やっぱ怒った顔も可愛いね♪」【死ね】

「あんまり抵抗しなかったってことは…その先も……」
永田は私の顎を掴み、上に持ち上げた。

【アゴクイってイケメンがやるもんなんだけどねW】

「良いんだよね?」
「やめっ!!!…んっ……」


永田がさっきは触れるキスだけだったのに、
急に舌でツンツンと唇を触ってくる。

「…ん……はっ…やめっ…」
【本当に死んでほしい】

必死に逃げようと試みるがあいては男だ。
力で敵う筈がない。

私は絶対に舌は入れさせまいと唇を閉じていながらイライラが最高頂に達し右手が自動的にグーを作る。



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