【完結】四ツ葉のクローバー。
「はぁぁあ?!ばっかじゃないの?!
あんた、何自分だけ悲劇の主人公演じてんのよ!!
志穂だって…志穂だって…っ。」
志穂がどうかしたのか?
「ちょ…志穂って…どーゆ、「あんたはそれで後悔しない?」」
後悔……。
「幼馴染って結構辛いポジションなのよ?
もし、志穂に彼氏ができたらあんたは祝福できる?」
志穂に彼氏…。祝福?
そんなの、俺はできるわけない。
「…できない。」
「ほらね?でもそれを祝福しなきゃいけないのよ、
あんたの選択した道を辿るといずれかは。
だったら、どうするべきよ?
もう自分の気持ちに気づいてるならちゃんと言わなきゃ絶対後悔するからね」
後は自分で考えろー、とあっかんべーをして新川は帰っていった。
志穂に彼氏……
考えただけで嫉妬で狂いそうになる。
ここで後悔するより自分のモノにしておく____?
だけど、志穂が俺を好きだという事実はない。
もし、フラレてしまったら?
考え出すと止まらなくなってしまう俺。
そんな時、LINEの通知が届いた。
【新川桜南】
『弱いんだよ、あんたは。
今は、大事な時なんだから考えるより行動に出たら?
志穂、可愛いからとられるよーんっ♪』
…っなんだよ、あいつ。
でも…これで覚悟ができた。
俺………今日
志穂に告白する。
てか、志穂は誕生日祝ってくんねーのかな(´;ω;`)