ツンデレな彼と同居中♡
にしても…

「無用心って…」

そう言ってチラーッと風雅を見ると

思いっきり怒鳴られる。

「そうだろうがっ!
男のからだにむやみに触れてんじゃねぇ!」

「なっ…」

なんでよ〜!?

「わけわかんない、も〜!!
幼なじみじゃないのよっ!!」

そう言うとふと黙りこくった風雅。

「…そうだな」

それだけ言うと

スッと私の横を横切って

部屋に入って行ってしまった。

私はそんな風雅の態度に首を傾げながら、

まだ夕食を作っている途中だということを

思い出して慌ててキッチンに入った。
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