ツンデレな彼と同居中♡
「はは、ありがとう。
でもちょっとどいてな?」

「はい!!」

…あ、花の道。

そういえばそういうのあったよね〜。

小学一年の国語のテキストに載ってるお話…。

なぜか瞬時にそれが浮かんだ。

「結芽?どうしたん?」

「う、ううん!」

そう言って席に着く。

「あ、結芽、そういや教科書見せて?
まだもらってへんねん」

「そうなんだ。いいよ〜」

実は隣の席になりました。

高木君とは反対側の。

それにしても…

なんだろう、この視線。

女子はわかるけど男子まで。

な、なぜ…?

「やっぱり結芽ってモテるんやな」

「え!?モテないよ!なんで!?」

「まあなんとなく?かわいいしさぁ」

「!?」

な、ななな…

かぁああああ/////

「顔赤いな。どうしたん?」

どうしたん?って…まさか要って天然?

「う、ううん…」

私はそう言ってテキストで顔を隠した。
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