ツンデレな彼と同居中♡
「…へえ、で?意識とかしたわけ?」

…ん?なんか不機嫌?

っていうか図星なんですけど!

「え、えーと…んー…」

っていうかなんか焦げ臭くない?

「…あぁぁあああ!!!ちょっとちょっとちょっと!!」

「っ!な、なんだよ!」

「こーげーてーるよ!!!」

「うっわ最っ悪だな!!」

「っていうか火止めてよ!!」

「わかってるっつの、ちょいどけ!」

「わわわちょっと待ってってば!!」

ギャーギャー言い合っていると

「はぁ…なにしてんの」

理玖が顔を出して火を止めた。

「お、悪りぃ」

「ご、ごめん」

「…別に」

お、おお、見事なまでに冷静…。

そこではっとしてフライパンの中を覗く。

ほっ…。よかった、

そこまで焦げてなかったみたい…。

「…じゃ、御飯しよ」

「お、おう…」

「う、うん…」

そうして3人で少しだけ

焦げてしまった料理を食べた。
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