君が教えてくれた空


次の日、湊が学校を休んだ。


授業はしょっちゅうサボるのに、学校にはちゃんと毎日来ている湊が休んだのだ。


気になって、いてもたってもいられないよ…!



すると、真優ちゃんが


「…ぷっ!っははは!」


急に私のところへ来たと思ったらいきなり笑い出した。


「っへ!?真優ちゃん!?いきなりどうしたの?」



「っふふ!っはは!
だって、芽生ってば誰が見ても分かるくらい分かりやすいんだもん!」


まだ真優ちゃん笑ってるし…

「ぇ、、え!?なにが?なんのこと?」



「っあははっ!
それがっ、分かりやすいって、いってんのぉ。っあはっははっ!」



「むー、もう!真優ちゃん!
いい加減笑いすぎなんだから。」



「ふはぁ~~。私だって笑いたくて笑ってる訳じゃないのぉ。
芽生が面白すぎるからいけないのよ。

も~。こんな笑ったのちょう久しぶりだわ~。」



真優ちゃん、ツボ浅すぎだよ?
いつも誰よりも先に笑ってますよ?




真優ちゃんへの心の中での突っ込みはおいといて、



「真優ちゃん。湊、今日はなんで休んでるのかな?」



「んー?私が知るわけないじゃん!

芽生、携帯で連絡したらいいじゃん。」


…なるほど!
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