君が教えてくれた空


丁度食い終わった時に、芽生が起きた。


「ん、、、っあ!み、湊!
なんで起きてるの?寝てなきゃだめじゃん。」



「バーカ。もうとっくに熱なんて下がってんだよ。

俺はもともと強いんだよ。

だから…もうこんな事するな。」


そう言ったのは芽生にうつさないためとかじゃなく、


これ以上俺の中に入ってきて欲しくなかった。


これ以上優しくされたくなかったから。





「…ほんとだ。もう下がってる。
湊すごいね〜。

それにおかゆも全部たべ「芽生。もうこんな事するな。分かった?」」


スルーして俺の方を見ようとしない芽生の手首を掴み、強引にこっちを向かせた。
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