君が教えてくれた空
「もぉ、やなんだよ……」
湊が消え入りそうな声で言う。
「…私も、やだよ。。」
「湊が苦しんでるのに、なにもしてあげられないなんて…!」
「、、俺のことなんか…ほっといてくれよ。」
湊がよろよろと公園のベンチに座る。
「ほっとけない!」
「…なんで。」
「湊が、声をかけてくれたから。
助けてくれたから。
私に、光を与えてくれたから」
「俺は…そんな大層なことしてねーよ」
「私にとっては、十分嬉しかった
だから、、私も湊になにかしてあげたい
何かを変えるなんてことはできないかもしれない。
でも、一人で抱え込むよりましじゃない?」