君が教えてくれた空



「とにかく、私はここを気に入ったのでまた来ます。この空を独り占めするなんてズルイですよ。

だから鍵、開けててくださいね。」



「お前いつまで敬語なわけ?
タメに敬語使われるとかなんか気持ち悪い。」


「へ?あなたも1年生?」


う、うそ!
入学2日目で屋上の鍵持ってるとか絶対にないと思ってたのに。



「知らなかったのか。ほんと変人。

俺は佐伯 湊。お前は?」



「私は、、篠宮 芽生。」

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