君が教えてくれた空
入学してしばらくたった。
最初は私に話しかけてくれる子がいたんだけど、冷たくしたから今じゃ誰も寄ってこない。
影では“氷の姫”なんてあだ名がついてるくらいだ。
多分私が氷みたく冷たいからだろう。
自分で決めたことなのに、冷たくして傷つくのは相手なのに、何故か私も心がズキズキと痛むんだ。
きっと人は一人じゃ生きていけない。
でも私はそうしないといけないんだ
相手を傷つけないためにも…
でもそんななか、私の心はなんとか氷にならずにいた。