君が教えてくれた空



入学してしばらくたった。


最初は私に話しかけてくれる子がいたんだけど、冷たくしたから今じゃ誰も寄ってこない。



影では“氷の姫”なんてあだ名がついてるくらいだ。


多分私が氷みたく冷たいからだろう。



自分で決めたことなのに、冷たくして傷つくのは相手なのに、何故か私も心がズキズキと痛むんだ。




きっと人は一人じゃ生きていけない。


でも私はそうしないといけないんだ

相手を傷つけないためにも…



でもそんななか、私の心はなんとか氷にならずにいた。

< 34 / 147 >

この作品をシェア

pagetop