君が教えてくれた空


私は湊が意外と純情で照れ屋さんということを知ってしまったからあまり驚かなかった。


「てゆーか、、はぁ。。」


湊の事は考えないつもりだったのに、見てしまったら無意識に考えてしまう…


違う意味で頭が重い。。



湊が走り終え、私はさっき座っていたところへ行こうとした。


その時…



ドンッ!



誰かに背中を思いっきり押された気がした。

人だかりの中だから不可抗力かもしれない。


でも、倒れていくとき見えたんだ。

後ろで、この前私が殴られた3人のうちの1人が私を嘲笑うように笑っているのを。



ドサッ


「っった!!」


もともとだるかったのもあって、全然受け身を取れずにこけてしまった。


手と足を完全にすりむいた。
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