君が教えてくれた空
「ちょっ!湊、何するの?」
太ももを抑えていた湊の手は私の体操服を持ち上げていた。
逃げようとしたが、すぐ壁にぶつかり抵抗が出来なくなった。
体操服はギリギリブラが見えないところまで上がり、お腹は全開だった。
「これ…殴られた時の青染み…
なんでまだ消えてねぇーんだ?」
「っ!そ、それは…」
そう言って湊は私の体にある無数の痣に手を伸ばしていく。
「まっ!湊。くすぐったいよ…っん!」
優しくその一つひとつに触れていく。
「いつまでたっても止まらない血と、全く消えない痣。
この2つが、どういう意味か、、俺でも分かるよ。」