君が教えてくれた空
「…大丈夫ですか?」
女は基本嫌いだが、芽生の知り合いだろうから一応声をかける。
「うん。ありがとう。
君は…芽生ちゃんのお友達?」
「え、んー、まぁそんなもんです。」
どうなんだ?実際。
話したのは数えるほどしかないよな。。
うーん…
「あははっ!なんじゃそりゃ〜笑笑」
するとその人はなぜか爆笑しだした。
芽生と似て変人だな…
「えっ…なにこれ、、っは!
芽生ちゃんもしかしてまた怪我したの⁉︎
そ、それにしても血の量が…多い。」
「あ、、はい。太ももと二の腕だったので余計血が出たんだと思います。」
「え、君が手当てしてあげたの?
…もしかしてこの前のも?」
この前って、芽生が殴られた日の事か?
「…はい。」
「そ、そっか〜。。」
その女性は少しびっくりした後、優しく微笑んだ。