君が教えてくれた空


「それじゃあ、芽生ちゃんのことも知ってるのね。」



やっぱり。
芽生はたぶん…


「それが、、直接は教えてくれなくて、
でも 分かってしまった…かもです。

いつか、本人から聞ける日が来たらいいなーと。」


って何言ってんだ俺!
別に芽生と長く付き合っていくわけでもねーのに。。


自分が言った言葉で自分が戸惑っていると、


「ふふ。そーなのね。そっか…

そうね。もし、あなたが良ければの話なんだけど、時々でいいから、芽生ちゃんと話してあげてくれない?

あの子、たぶん1人でいろいろ溜め込んじゃう子なのよね。。

あなた以外に話す人いないんじゃないかしら…」


そう言って女の人は悲しげに芽生を見つめていた。



俺はその言葉にこたえられなかった。


俺でいいのか?
俺が何かしてあげられるのか?
俺は色々なことから逃げて来たのに、あいつの支えになんてなれるのか?

ほんと、自分が嫌になる。。
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