君が教えてくれた空


でも女の人は気にせずに、

「…私、長嶋 美代。
美代さんって呼んでね〜♪君は?」


「…え?」


「君のな、ま、え!うふふっ♪面白いわね。」



「あ、ああ。佐伯、湊 です。」


「湊くんね。よろしく。
私のこと、お姉さんだと思ってくれたらうれいしわぁ。ふふっ」


美代さんは優しく微笑んだ

その顔があまりにも安心できるので、思わず美代さんがさし出した手に自分の手を重ねてしまった。



「よろしく、お願いします。。」


「うん!
じゃあ、芽生ちゃんはたぶんもう出れないと思うから、このまま連れて行くね〜湊くんはみんなのとこ戻っていいよ?

芽生ちゃんの分まで楽しんでっ!」




体育祭…楽しめるはずがない。

芽生は、大丈夫なのか…?

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