君が教えてくれた空
私も…か、
そうだよね。
自分は隠してるくせに教えてなんて最悪だよね。
「うぅっ!」
突然頭が痛くなった。
病気の痛みなのか、それとも別の何かなのか…
とにかく今言えるのは、さっきとは気分が真逆だということ。
もはや独り占めとなった青空を見上げながら、黙々とお弁当を食べていると、
ガチャガチャ
バンッ!
という音と共に真優ちゃんが来た。
「おぉ!いやぁ、天気いいね〜!
あ!やっと見つけたぁ!芽生。」