君が教えてくれた空


「そーいえば!さっき湊くんと話したときね 機嫌悪いってゆーか、落ち込んでるってゆーか、、なんか変だったのぉ。

芽生もなんだか元気ないじゃん?

2人ともどーしたのかなぁと思ってぇ」




どう言えばいいのか分からず、俯いていると、


「やっぱり図々しかった?

ほら、ウチさぁ、結構ガンガンいくタイプじゃん?
話せば楽になるかなぁと思ったんだけど、まだ何回かしか喋ってない人に話せることじゃないよね〜。

うんしょっ。」


そう言うと真優ちゃんは立ち上がった。


「じゃ!行くねぇ。
もし何か困ったらいつでもいいなよ〜」


そう言って屋上のドアへ向かって行く。
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