君が教えてくれた空
それから私は、話してはいけない要所要所を省きながらさっきのことを説明した。
「んー。つまり、、湊君の事、もっと知りたいって事だよね?」
「そうなの かなあ?…」
わからない。もう頭の中がぐちゃぐちゃで…
今もだ。友達になっちゃいけないのに、
深入りしちゃいけないのに、
そうやって自分を縛れば縛るほど、だれかに手をさしのばす私がいる。
ズキッ
ほら、こうやって悩むときほど頭痛が増していくんだ。
それまで私をを静かに見ていた真優ちゃんは、
「何を色々と溜め込んでるのか知らないけどさぁ、考えすぎはよくない!
もっとさ、人に頼るっていう解決策もあること知りなよ?」
「…ありがとう、真優ちゃん。
…あの、さ。また、真優ちゃんに相談してもいいかな?
真優ちゃんに、少し頼っても、いいかな?」