私を惚れさせて。私の虜になって。
朝の会が終わって、モリは椅子を持って、私の席にくる。
これが毎日のスタイルだ。
せーちゃんは後ろを向いて、3人でお喋り。
特に、心に残るわけでも、話さなくちゃいけないのかっていったらそうではないけど、
話しかけてくるんだから、しょうがない。
私からはほとんど話題を振らない。
3人でこうやって話すのも、もう少し。
だから、思い出作ろうとか、思わないんだ。
思い出って、ろくなことない。
だから、
「すがちゃん?」
「ん?」
「高校、何処狙ってんの?」
「んー…、公立なのは、確かかな」
「そっかー」
私から、せーちゃんはどこなの?とか、聞かない。
だって、どうでもいいし。
友達とか、いらないし。
「こーっちゃん!」
聞こえた声は教室の外から。
うえ…。
会いたくないやつだ。
これが毎日のスタイルだ。
せーちゃんは後ろを向いて、3人でお喋り。
特に、心に残るわけでも、話さなくちゃいけないのかっていったらそうではないけど、
話しかけてくるんだから、しょうがない。
私からはほとんど話題を振らない。
3人でこうやって話すのも、もう少し。
だから、思い出作ろうとか、思わないんだ。
思い出って、ろくなことない。
だから、
「すがちゃん?」
「ん?」
「高校、何処狙ってんの?」
「んー…、公立なのは、確かかな」
「そっかー」
私から、せーちゃんはどこなの?とか、聞かない。
だって、どうでもいいし。
友達とか、いらないし。
「こーっちゃん!」
聞こえた声は教室の外から。
うえ…。
会いたくないやつだ。