私を惚れさせて。私の虜になって。
「はい、おっけ」

なにがおっけなのか。

なんて思いつつも嫌ではない私はラーメンを食べ続けた。

「すがちゃん」

「ん?…っ」

この前も、こんなことがあった。

しかも今日は通行人もいる前で…。

この前と違って、すぐに終わってれない。

なのに、抵抗なんて、出来なくて。

されるがままに。



「捨てて帰るぞ」

何故か汁は松木が飲んで、その場をあとにする。

「うん…」

どことなく気まづいのは私だけなのだろうか。

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