私を惚れさせて。私の虜になって。
「俺寝てた?」

「うん」

トイレまでの道のりは遠い。

まぁでも、その方が好都合なのかな。

「…そっか」

何かを悔やむような言い方をしてそのまま男子トイレに入っていった。

とってもくらくて、どこに電気があるのかもわからない。

第一、電気つかないかもしれないし…。

たじろぎながらも、恐る恐る中に入った。

< 218 / 489 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop