私を惚れさせて。私の虜になって。
「何すんの」

「しらね」

「なんかないの」

「しらね」

こいつらは、あんまり遊ばないみたい。

「え、来たけど」

困りに困ってる。

私だって、知らないし…。

「んまぁ、適当に」

松木は両替をして、お札を小銭に変えた。

プラプラと、ゲーセン内を歩いていた。

あっ。

……何でも、ないや。

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