私を惚れさせて。私の虜になって。
布団を掛けてくれて。

すっぽりと、肩まで。

「寒くない?」

「…うん」

「寒くなったらいえよ」

「わかった」

そのまま、部屋を出て行った。

…静かだな。

すっごく。

これからは、こんな感じなのかな。

毎日?

やだよ…。

「松木…」

いなくなんないで。

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