私を惚れさせて。私の虜になって。
「ま!いつでも戻ってこいよ!」


隣の席の、松木くん。


「うん」


同い年だったんだね。


「俊くん、大好きだった?」

こんなに、仲良くなれるなんて、


「何、どうしたの。顔がはしたないよ」


思ってもなかったね。

「や、どーかなーって思って」

松木も、まーくんも、俊くんも、


「みんな、大好きだよ」


大好きにさせてくれた。


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