私を惚れさせて。私の虜になって。
5分も待たずにもう私たちの番。


ちょうど4人乗りの小さなジェットコースターだけど。


もうすでに、座るところも床も濡れている。


「これ相当びしょびしょだな!」


「ふぃぃぃー」


是非、落ち着いてほしい。


俊くんとまーくんが前のふた席で、私と松木が後ろ。


ベルトを締められてら、手を繋いだ。



「ふぃぃぃー」


さっきから謎のまーくんの雄叫びと共に、一気にスピードを上げてジェットコースターが走り出した。



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