私を惚れさせて。私の虜になって。
その次の日も、そのまた次の日も、松木は塾に来なくって、
まーくん曰く
「話しかけたんだけど、無視された。睨まれた。怖かった」
そうで。
女の子みたいだ。
まぁ、進路で親と揉めてるとか、そんなもんだろう。
…ただし。
今日は俊くんの授業だから。
松木が絶対に来る日。
「あれ?松木は?」
授業の5分前になっても、松木は現れない。
「なんかねー、最近来ない」
いつもは、学校終わったらすぐに来ていたのに。
「なんなんだろうな」
「わかんないね」
「休みの連絡きてないし、来るだろ。そのうち」
「そーだね」
2人で先に授業を始めていたら、
松木が5分遅れてきて、
そして、
間違いなく、不機嫌だった。
挨拶もせず、ドカッと椅子に座って、
あからさまに音を出して、目の前の壁を蹴る。
「…こわ」
まーくん曰く
「話しかけたんだけど、無視された。睨まれた。怖かった」
そうで。
女の子みたいだ。
まぁ、進路で親と揉めてるとか、そんなもんだろう。
…ただし。
今日は俊くんの授業だから。
松木が絶対に来る日。
「あれ?松木は?」
授業の5分前になっても、松木は現れない。
「なんかねー、最近来ない」
いつもは、学校終わったらすぐに来ていたのに。
「なんなんだろうな」
「わかんないね」
「休みの連絡きてないし、来るだろ。そのうち」
「そーだね」
2人で先に授業を始めていたら、
松木が5分遅れてきて、
そして、
間違いなく、不機嫌だった。
挨拶もせず、ドカッと椅子に座って、
あからさまに音を出して、目の前の壁を蹴る。
「…こわ」