バーベラ・・・魅了された男達
あれから4年……
同じこと言われちゃうって、成長出来てないな…
でも、食に興味持てないから、気づけば疎かになっちゃってるんだよね……
「瑠奈、病院にいる間は少しずつでも毎食食べような」
たっくんに優しく諭された。
「はい」
「それより、俺たちと会わない間、どうしてたの?」
あまり聞かれたくない事だけど……
「知り合った人にお世話になってた」
「俺たちから離れた後に知り合ったの?」
「うん。おじいちゃんだけど、いい人だよ」
「瑠奈の人を見る目は確かだから、安心はしてるけどな」
「そう?ありがと」
「因みに、なんていう人?」
裕くんは色々気になるのかな?
「航さんだよ」
「いや、名前だけじゃ」
「えっと…確か、結城 航(ユウキ ワタル)さん」
「「え?」」
たっくんと裕くんが同時に驚いた。
「どしたの?2人とも…」
「それって……もしかして結城会長?」
「瑠奈の知り合いならあり得るな」
2人は顔を見合わせた。