”好き”になってよ。
揺れる心

千咲side


「顔色悪いよ?」

蓮ちゃんが声をかけてくれた。

「ん?あー...うん」

「寝不足?」

「うん...」

あの2人のことが頭から離れない。
夜も眠れず、体調もイマイチ。

「無理しちゃ、また倒れちゃうよ?」

「うん、ありがと。心配しないで」

「ならいいけど...」

「授業始まっちゃうよ?」

「あ、いけないっ!じゃ、また後で」


そう言って、自分の席に戻っていった。
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