”好き”になってよ。


千咲の家族と俺の家族で一泊二日の旅行にも行った。

みんな楽しそうで、千咲の笑顔も見れた。

泊まる日の夜、大人は酒とかのせいで酔っちゃってて、千咲の母さんだけお酒は飲んでいなかった。

「伊織くん、大人はあてにならないから先に千咲寝室に運んでくれるかな?」

「あ、はい」

ソファーに寝ている千咲を抱き上げる。

...こいつ重っ!

いや、俺の力がないだけか...
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