嫌いなアイツ


そう呟いたあと、ふと腕時計を確認するとすでに岡部さんとの通話を切ってから30分程経っていることに気付き、自分の頬をパシンと叩いた


うじうじ考えててもきりがない


もう決めたことなんだから考えることはやめよう


今私が考えなければならないことは


『お母さん達に何を理由にして大学辞めたいって言えばいいのかな…??』


高い学費を払ってもらってるのに辞めるんだからそれなりの理由が必要だよね…


そんな事を考えながら私は家に帰った


< 234 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop