嫌いなアイツ
「俺、本当に嬉しいんだ。瑠璃ちゃん、ありがとね」
『…っ』
そんなに優しい顔しないでよ
もしかしたらいい人なのかもって勘違いしそうになるじゃない
そう思っていたら、神崎先輩が身を乗り出して私に近づき
「でも、もし順番待ちしたくなったらいつでもならんでいいからね」
そう耳元で囁いた
『~っ///!』
「あ、瑠璃ちゃんも顔赤くなることあるんだね。可愛いよ」
『うるさい!』
前言撤回!!
やっぱりこいつは変態で嫌なやつだ!!!