嫌いなアイツ
『ふぅ…』
お風呂から上がってきた私はすぐにベッドに倒れ込む
神崎先輩と一緒に遊ぶなんて…なんか不思議な1日だったな…
神崎先輩はあの後
「暗くなってきたね。そろそろ帰ろうか。家まで送るよ」
『え!?いいですよ!1人で帰れます!!』
「だーめ。俺が嫌だから送らせて?」
そう言って私を家まで送り届けてくれた
その時にわかったことがある
私と神崎先輩の家は徒歩10分程の距離しかないこと
こんなに家が近かったとは…全く知らなかった…
神崎先輩は実家から大学が遠いことがきっかけで一人暮らしを始めたらしい
私は実家と大学は近いから実家暮らしだ