嫌いなアイツ
「瑠璃~食堂に行こ!」
『はいはーい』
次の日大学で講義を受けた後、乃愛と一緒に昼食をとるために食堂に向かった
するとちょっと遠くの方で女子の黄色い声が聞こえる
もしかしなくても居るんだろうな…
そんなことを考えながら歩いていると
「あ、瑠璃ちゃん」
数人の女子に囲まれている神崎先輩がわざわざ私に声をかけ近づいてきた
やっぱり居たか…
というか、喋りかけなくても近づいてこなくてもいいのに
私のそんな思いは全く先輩には伝わらず
「昨日は楽しかった。ありがとうね 」
そう私に言った
その言葉を聞いた神崎先輩を囲んでいた数人の女子が私の方を少し睨みながらコソコソ話し出す