嫌いなアイツ
私は恐る恐る女子達の顔色を伺うと先輩の言葉に驚きすぎたのか皆、目が点になっていた
そりゃ、びっくりしますよね…
「瑠璃ちゃん?」
『あー…ごめんなさい。私、乃愛と一緒に食べる約束してるんで』
そう言って私は、後ろで気まずそうに立っている乃愛を私のとなりに連れてきた
「そうなんだ。残念」
先輩はそう言って少しシュンとする
そんな先輩を見た女子達が
「あなた、何様のつもり?」
『…え?』
「神崎くんがせっかく誘ってくれてるのに!それを断るなんて!!」
『あ、あのー…』
「神崎くんが恥かくようなことしないでよ!」
『えぇ~…』
そう私に詰め寄ってきた