嫌いなアイツ


え、待ってください


これって…私が悪いの?え、そういうことなの…?


『え、えーっと…』

「なによ!」


いや、そんなに怒らなくてもいいじゃんか!


どう返事をすればいいのやら…


「皆、そんなに瑠璃ちゃんに怒らないでよ」


そう言って神崎先輩が私と女子達の間に入る


「だって!」

「だってじゃないよ。瑠璃ちゃんの予定も聞かずに急に誘った俺が悪いんだ」

「…」

「ね?だからそんなに怒らないでよ。瑠璃ちゃんも急に誘っちゃってごめんね」


そう言って神崎先輩は微笑む


女子達は神崎先輩に止められて少し悔しそうな顔をしていた


< 64 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop