嫌いなアイツ
え、待ってください
これって…私が悪いの?え、そういうことなの…?
『え、えーっと…』
「なによ!」
いや、そんなに怒らなくてもいいじゃんか!
どう返事をすればいいのやら…
「皆、そんなに瑠璃ちゃんに怒らないでよ」
そう言って神崎先輩が私と女子達の間に入る
「だって!」
「だってじゃないよ。瑠璃ちゃんの予定も聞かずに急に誘った俺が悪いんだ」
「…」
「ね?だからそんなに怒らないでよ。瑠璃ちゃんも急に誘っちゃってごめんね」
そう言って神崎先輩は微笑む
女子達は神崎先輩に止められて少し悔しそうな顔をしていた