嫌いなアイツ


「る、瑠璃…」


固まって動かない私に乃愛が恐る恐る声をかける


『あ!ごめんごめん変なのに巻き込んじゃって!お昼食べよっか』


そう笑いながら食堂のメニューを眺める私を心配そうに見つめる乃愛


まぁ、私もメニューは見ててもさっきのことでいっぱいいっぱいで…


正直全然頭に入ってこない!!!


「瑠璃大丈夫?」

『う、うん!大丈夫だよ!乃愛は何にする?』

「え?あ、私は…そうだなぁ…。じゃあ、Aランチにしようかな」

『じゃあ私もそれにしよっと』


結局、真剣にメニューを見ることができず私は乃愛と同じものを頼んだ


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