嫌いなアイツ


…ないない!


あの女好きの神崎先輩だよ?友達がいなくても女の人さえいれば寂しくないような感じだし!


…でも、私と友達になった時の優しくて嬉しそうな顔はどう考えても嘘のようには思えないし…


『うーん…わからん!』

「!!?」


私が急に大声を出したことに目の前で食事をしていた乃愛を含め、食堂にいた私の周りにいる人が驚きこっちを見る


たくさんの視線を感じた私は"やってしまった…"と心の中で思いながら


『すみません…お騒がせしました…』


そう消え入りそうな声で言った


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