野球馬鹿のあなたと
ドリンクを作りながら亮介のことを考えてると、後ろでガラガラガッシャーン という音が聞こえてきた。私はまたか...と思いつつ振り返って音が聞こえてきた方へ声をかけた。
「夏ー?またー?大丈夫?今度は何倒したのー?」
「イテテ。大丈夫だよー!ボール入れてたかごだから、拾えば問題なし!ごめんね若菜ー!」
「もうっ...」
私はため息をついて、ボールを拾うのを手伝う。
ドジが多い夏とは小さい頃からの幼なじみ。だから夏のドジにはもう慣れっこ。この子のドジはいつまでも治らない気がする...
ボールを拾い終わり、夏がグラウンドへ向かったのを確認してからドリンク作りに戻る。......やっぱり野球してる亮介はカッコいいや。ここからだとグラウンドがほぼ見渡せるのでどうしても目で追ってしまう。ボーッと亮介を見つめる。あ、こっち向いた。正面から見てもカッコいい。次はこっちに歩いてきてる。ドンドン、ドンドン...。
「何見てんの?」
ハッ!!!
「りょ...亮介......。何でここに?」
「視線を感じたから。で、何見てたの?」
「それは、ね?あれだよ、亮介には関係ないこと。」
冷や汗が出てきた。勘の良い亮介に嘘はつけないと、今までの経験がそう物語っている。
どうやってこの場を切り抜けるべきか...。
「ふーん。まあいいや。今練習中だしね。じゃあバイバーイ」
「さ、さようなら…」
何となく敬語になってしまった...じゃなくて!あの亮介がすぐに解放してくれた!何か変な物でも食べたのかな...?
「夏ー?またー?大丈夫?今度は何倒したのー?」
「イテテ。大丈夫だよー!ボール入れてたかごだから、拾えば問題なし!ごめんね若菜ー!」
「もうっ...」
私はため息をついて、ボールを拾うのを手伝う。
ドジが多い夏とは小さい頃からの幼なじみ。だから夏のドジにはもう慣れっこ。この子のドジはいつまでも治らない気がする...
ボールを拾い終わり、夏がグラウンドへ向かったのを確認してからドリンク作りに戻る。......やっぱり野球してる亮介はカッコいいや。ここからだとグラウンドがほぼ見渡せるのでどうしても目で追ってしまう。ボーッと亮介を見つめる。あ、こっち向いた。正面から見てもカッコいい。次はこっちに歩いてきてる。ドンドン、ドンドン...。
「何見てんの?」
ハッ!!!
「りょ...亮介......。何でここに?」
「視線を感じたから。で、何見てたの?」
「それは、ね?あれだよ、亮介には関係ないこと。」
冷や汗が出てきた。勘の良い亮介に嘘はつけないと、今までの経験がそう物語っている。
どうやってこの場を切り抜けるべきか...。
「ふーん。まあいいや。今練習中だしね。じゃあバイバーイ」
「さ、さようなら…」
何となく敬語になってしまった...じゃなくて!あの亮介がすぐに解放してくれた!何か変な物でも食べたのかな...?