野球馬鹿のあなたと
「話って何?」
「最近気になるんだけど」
「え?何が?」
「だーかーら!若菜からの視線!!」
え...私ってそんなに亮介のこと見てる?!
でも言われてみれば見てるかも...。そう思った瞬間顔が赤くなってくる。
「ちょっと若菜凄い顔赤いんだけど?
俺のこと...好きなの?」
「何言ってんの!!そんなことあるわけないでしょ?!」
「そっかー。残念だなー。若菜が俺のこと好きだったらよかったのになー。」
「え?!何それ!ねぇ亮介!どういう意味?!」
「そのまんまの意味」
「…もし、もしだよ。私が亮介のこと好きって言ったら どうする?」
「んー断るかな。俺は野球を頑張らなきゃいけないし!」
そう笑いながら言い、亮介は自分の部屋へと帰っていってしまった。
「結局は何が言いたかったんだろう...ていうか告白しても振られること確定か...どうしよう...諦めた方がいいのかな」
亮介が帰っていったあと1人で呟きますます落ち込んでしまった。