キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「帰るか。」
「うん、帰ろっ!」
蓮斗のところまで小走りで進み、2人で歩く。
私も蓮斗も部活は所属してないから授業が終わればすぐに帰れるのだ。
いつものように他愛のない話しをしていると家に着いた。
「蓮斗、じゃーね。」
「おぅ。」
蓮斗とはお隣さんの家同士。
お母さんたちは、高校生にもなって仲がいいなんて不思議ねぇ。とか言ってるけど、
蓮斗はもう兄弟みたいな感覚だ。
蓮斗だって、私のこと女だっておもってないだろうし、
私だって異性としてみてない。