キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




「バレたらしょうがねぇな。正直に話すよ。」



そう言って笑う蓮との顔色はとても悪かった。



「……ただの検査入院。って言っても信じないだろ?」



「信じるわけないよ。2回目だもんっ。」



すると蓮斗はハァとため息をついた。



「だよな。いいか、俺が入院してるのは怪我をしたんだ。」



「は?怪我?」



首をかしげると蓮斗は腰に手を当てた。



「あぁ。本屋で高い本を取ろうとして脚立に乗ってたらバランス崩したんだ。

病院来たら、大事には至らなかったものの、打ちどころが悪かったらしくてさ。」



大真面目に言う蓮斗。



「それ、本当なの?」




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