キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「あ…合山くん?私、眞鍋です。」
機械越しに合山くんの声が聞こえてそういう。
『ん?眞鍋ちゃん?蓮斗の携帯っつーことは蓮斗のとこいんの?』
「うん、ちょっと病院来てくれないかな。」
私はそう言って、合山くんに病院名と場所と蓮斗の入院理由を伝えた。
「じゃ、待ってるね。」
病室番号も伝えて蓮斗の元へと戻る。
「合山くん、もうすぐ来るって!」
蓮斗にそう報告する。
家が近いらしく、自転車で来れるらしい。
そしてしばらくすると合山くんは蓮斗の病室に入ってきた。