キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
「ったく、心配かけんなよ。」
そう言う合山くんだけど、その瞳はまだ心配に満ちていた。
「あぁ、悪りぃな。脚立から落ちて腰打ったから入院、なんてダセェじゃん?」
ははっと笑う蓮斗。
「本気で心配してたんだけど……」
私がそう言うと蓮斗は私の頭に手を伸ばした。
「悪りぃな。」
そう言って蓮斗は私の頭を撫でた。
「もう…っ。」
本当によかった。何事もなくて。
そう思い、安堵の息をもらす。